COLUMNコラム

2025.06.06

【2025年最新】老齢年金はいくらもらえる?受給額と条件を徹底解説!

みなさんこんばんは!ハートリンクコンサルティングの木下です。 「子どもの夢とみらい、家族の安心、全力レスキュー」を掲げる元レスキュー隊員で、今はFPとして活動しています。

今日は、人生100年時代の今、多くの方が不安に感じている「老齢年金って実際いくらもらえるの?」というテーマについて、最新の情報を交えながら、わかりやすくお話ししていきます。

最近、2025年5月の国会でも年金制度が議論され、「年金が減るのでは?」「自分たちは本当に受け取れるのか?」と不安に思っている方も多いかと思います。しかし、まずは現行制度の仕組みを正しく理解すること。そして、本質的に大事なのは「準備すること」です。

それでは早速、解説していきます!

老齢年金とは?2つの年金制度の基本を解説

老齢年金とは、公的年金制度に加入していた人が、一定年齢に達したときに受け取ることができる「老後の生活資金」の一つです。主に以下の2つで構成されています。

・老齢基礎年金(国民年金)

・老齢厚生年金(厚生年金)

この2つは、いわば「1階部分」と「2階部分」。すべての人が加入する国民年金(老齢基礎年金)が土台となり、会社員や公務員などは厚生年金(老齢厚生年金)が上乗せされる仕組みです

老齢基礎年金の受給要件と支給額

老齢基礎年金を受給するには、次の条件を満たす必要があります。

・受給資格期間が10年以上(保険料納付・免除期間を含む)

・原則65歳から受給開始(繰り上げ・繰り下げ可能)

2025年度の満額は 年額795,000円(月額66,250円)です。

老齢厚生年金の受給要件と支給額

会社員や公務員だった方が受け取れる老齢厚生年金は、給与に応じた「報酬比例部分」と「定額部分」で構成されます。平均報酬月額や加入期間に応じて金額が変動します。

令和3年度の平均受給額

・国民年金(自営業など):56,479円

・厚生年金(会社員など):145,665円

つまり、平均的な会社員の方であれば、合計20万円以上の年金を毎月受け取れる可能性もあります。

2025年に国会で議論された年金制度の主な改正点

今回の国会では、将来の年金制度をより公平かつ持続可能にするための以下のような改正が議論されました。

1.在職老齢年金制度の見直し 65歳以上で働きながら年金を受給する方が対象の在職老齢年金制度において、給与と年金の合計額が50万円を超えると年金が減額されるという制度が、2026年4月からは基準額が62万円に引き上げられる予定です。これにより、高齢者が働く意欲を維持しやすくなり、労働市場への参加が促されることが期待されます。

2.厚生年金の標準報酬月額の上限引き上げ 厚生年金の保険料計算や将来の年金額の基準となる標準報酬月額の上限が、65万円から75万円へ段階的に引き上げられる予定です。これにより高所得者の保険料負担は増えますが、将来的な年金額も増える可能性があります。

3.遺族年金制度の見直し 18歳未満の子がいない20〜50代の配偶者への遺族厚生年金が原則5年間の有期給付となる一方で、60歳未満の男性配偶者も新たに支給対象となります。これにより、性別や家族構成による不平等が解消され、制度の公平性が高まります。

4.iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入年齢上限の引き上げ iDeCoの加入可能年齢が60歳未満から70歳未満に延長される予定です。これにより、60歳以降も老後資金の形成を継続しやすくなります。

年金の受給開始時期を選べる「繰り上げ」「繰り下げ」制度

老齢年金は原則65歳から受給できますが、60歳からの繰り上げ受給や、75歳までの繰り下げ受給も選択可能です。

繰り上げ受給は、早く年金をもらい始められる一方で、月ごとに0.4%の減額が適用されます。最大で24%減額となり、生涯にわたって減額された額が支給されます。

繰り下げ受給は、65歳以降に受給開始を遅らせることで、月ごとに0.7%増額されます。70歳で42%、75歳で最大84%の増額となり、生涯その額が支給されます。

繰り下げには十分な生活資金や健康状態が求められるため、自身のライフプランに合わせて選択することが大切です。

公的年金だけでは足りない?〜老後資金の準備が不可欠な理由

よく「老後2,000万円問題」が話題になりますが、これはあくまで平均的な家庭における老後30年間の生活費と年金収入の差額です。現実には、医療費や介護費、住まいの維持費など個別の支出がかかり、年金だけでは安心できないケースも多くあります。

だからこそ、今から備えておくことが重要です。私たちハートリンクでは、お客様一人ひとりの状況に応じて、以下のようなアドバイスを行っています。

・保険と資産運用を組み合わせた備え方

・法人の退職金制度や福利厚生の活用

・税制優遇制度(iDeCo、NISAなど)を活用した運用

ネットの情報に振り回されず「なぜ自分に必要なのか」を考える

最近、SNSなどで「オルカン」「S&P500」などの投資ワードがバズっていますが、なぜそれを選ぶのかを本質的に理解している人は少ない印象です。

資産形成も年金制度も、共通して大事なのは「自分にとってなぜ必要か」を知ること。正しい知識を持ち、納得した上で行動することが、将来の不安を取り除く第一歩です。

ハートリンクでは、数字だけでなく「その人にとって意味があるかどうか」にこだわってご提案しています。

まとめ|年金制度を正しく知り、自分の未来に備えよう

2025年の年金制度改正は、私たちの働き方、暮らし方に直結する内容が盛り込まれています。大切なのは、制度を正しく理解し、自分の将来のために今から準備を始めることです。

私たちは、「子どもの夢とみらい、家族の安心、全力レスキュー」をモットーに、制度を知って終わりにするのではなく、「あなたに合った行動」にまで寄り添います。

人生100年時代。未来の自分のために、今できる一歩を一緒に踏み出していきましょう。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

私たちは、金融商品を売るのではなく、「その人の夢と未来を一緒に描く」ために存在しています。

資産形成においても、保険においても、正解はひとつではありません。

もし、今の資産形成に不安があるなら──ぜひ一度、私たちにご相談ください。

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