COLUMNコラム
2025.05.23
変額保険はもういらない?NISA時代の“正しい資産形成”をFPが解説

みなさんこんばんは!ハートリンクコンサルティングの木下です!
「子どもの夢とみらい、家族の安心、全力レスキュー」を掲げる元レスキュー隊員で、今はFPとして活動しています。今日はそんな私から、大切なお話をお届けします。
最近、SNSやYouTubeを見ていて「変額保険はダメ」「NISAしか勝たん」みたいな発信が増えているのを感じませんか?中には「保険=悪」という短絡的な意見まで見受けられます。
でも本当にそうでしょうか?
ここでは新NISAと変額保険を冷静に比較しながら、それぞれのメリット・リスク、そして本当に大切な「目的から考える資産形成」の考え方をお伝えします。
新NISAが人気だけど…本当に“みんな向き”なの?
2024年から恒久化された新NISA。年間360万円、非課税保有限度額1,800万円と、制度的にはかなり魅力的です。
・つみたて投資枠:年間120万円
・成長投資枠:年間240万円
・運用益はすべて非課税
・売却後も枠を再利用可能
投資初心者でも始めやすく、「みんなやってるから始めた」という声もよく聞きます。
しかし、トランプショック(2024年末の米株急落)のような出来事で、「怖くなって売った」「やめた」という人が続出しました。
その理由の多くは、「目的がないまま始めたから」です。これこそが、今のNISA投資に潜む最大の落とし穴です。
変額保険=悪?本当にそうですか?
「変額保険は手数料が高いからやめとけ」──これもよく聞く言葉ですが、すべての変額保険がNGというわけではありません。
たとえば、30年の長期スパンで見れば、「いわゆるオルカン(全世界株式インデックス)」や「S&P500」を上回る実績を出している変額保険も存在します。
さらに、変額保険には次のような特徴があります:
・死亡・高度障害に備えながら資産形成できる
・運用はプロに任せられる
・生命保険料控除で節税メリットあり
つまり、「保障」と「資産形成」の両立ができるという点が、NISAにはない大きな価値です。
資産形成の本質は“目的ベース”にある
「資産形成=増やすこと」と思われがちですが、本質は「将来の安心・目的の実現のためにお金を準備すること」です。
私たちハートリンクでは、まずは「何のために」「いつまでに」「いくら必要か」を一緒に考えるところからスタートします。
たとえば…
・子どもの大学資金(18歳で必要)
・マイホームの頭金(5年以内)
・60歳以降の老後資金
この目的に応じて、新NISA・変額保険・iDeCo・企業型DCなど、適した手段は異なります。
NISAと変額保険をどう選び、どう使うべきか?
比較のために、それぞれの特徴を簡単に整理します:
どちらが良いかは「人によって違う」が正解です。
結論:「どっちが良い?」より「自分に合っているか?」
投資も保険も、目的に合わせて使い分けるのが正しいアプローチです。
ハートリンクでは、「売るための商品」ではなく、「その人に本当に合った選択」を一緒に考えることを大切にしています。
特に変額保険のように、表面的には「手数料が高い」などネガティブに見える商品でも、しっかり仕組みを理解して、自分に合っていれば非常に効果的な資産形成の手段になります。
最後に:あなたの人生設計に「最適な選択」を
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
私たちは、金融商品を売るのではなく、「その人の夢と未来を一緒に描く」ために存在しています。
資産形成においても、保険においても、正解はひとつではありません。
もし、今の資産形成に不安があるなら──ぜひ一度、私たちにご相談ください。
☑ NISAの始め方がわからない
☑ 保険の見直しが必要かわからない
☑ 将来がなんとなく不安
そんな方にこそ、寄り添える存在でありたいと願っています。